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ギター奏者のジョアン・ジルベルト、テナー・サックス奏者のスタン・ゲッツと共に"ボサ・ノヴァ"と言う音楽ジャンルを世に知らしめるきっかけを作った人です。"ボサ・ノヴァ"と言うのはポルトガル語で直訳すると、"新しい感覚"、"新しい傾向"と言うことらしいです。CD屋さんではボサノヴァが"ワールド・ミュージック"の棚に在るのが当たり前ですが、まれにジャズのコーナーに於いてあったりします。そこでボサノヴァって何なの?と言う人に簡単に説明すると、まず発祥はジョビンの故郷でもあるリオ・デ・ジャネイロの海岸地域でブラジルの伝統である"サンバ"や"ショーロ"に現代の要素を盛り込んだ音楽です。'60年代地元の中産階級の学生やミュージシャンの間で始まっていたのをアメリカのジャズ奏者達に興味を持たれたのがきっかけで現代音楽の流れを変える程の大きなブームとなり世界に知られる様になりました。私的な印象を追記すると、サンバは暑さを凌ぐ為の活気を音楽に求めた文化が伝承された結果、打楽器が主体のアップテンポのリズムで、誰もが激しい踊りを連想するようにともすれば、"ガチャガチャしてやかましい感じ"ですが、時代が現代になるとより繊細さや洗練が求められボサノバは、"静かで柔らかく優しい"イメージです。そしてこのボサノヴァを世界に広めた映画が「黒いオルフェ」だったのです。名作曲家ルイス・ボンファによるテーマ曲の"カーニバルの朝"はあまりにも有名で、上記のスタンゲッツ以外にもポール・デズモンド、デクスター・ゴードン、ジェリー・マリガン等多くのジャズの巨匠達にも取上げられています。それてしまったので話を元に戻しますが、私はジョビンを長い間ギター奏者とばかり勘違いしていたのですが作曲家としての方が知られている様で、「デサフィナード」
や 「ワン・ノート・サンバ」、「イパネマの娘」などボサノバの代表的名曲の多くを作曲しました。楽器もピアノ歴の方が永い様です。さて、アントニオ・カルロス・ジョビンを知る為に何から聴くべきかと言うことですが、迷わず推薦したいのがファンなら誰もが否定するまい、'67「波(WAVE)」です。1曲目のタイトル曲は上記の数曲に加えて彼の代表曲のひとつで、誰もが聞いた事のある有名曲。そして以降のもけっして有名ではありませんが初心者にも理解しやすい親しみやすい曲ばかりです。退屈させない様な工夫もあり一般受けするポップスな印象を受けます。もしこの盤が気に入ったなら同時期に録音された、「潮流(TIDE)」を試してみてください。アレンジャーが変わっていますが、「イパネマの娘」が含まれています。ゲッツ、ジルベルト、ジョビンの3本柱による大作!'63「ゲッツ/ジルベルト」。また、彼はアメリカのジャズミュージシャンの間でも人気で以下の参加盤も当サイトにて紹介しています。'64「ソフト・サンバ」。彼のヴォーカルが聞ける、'62「ドゥ・ザ・ボサノヴァ」。
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