ビル・エバンス : エクスプロレイションズ
Bill Evans : Explorations
頭文字別
A
楽器別
Ten-Sax
Alt-Sax
Sop&Bari.Sx
Trumpet
Piano
Vocal
Guitar
Drums
Bass
Bigband &
Orchestra
Vibraphone
Organ
Flute
  ピアノ=ビル・エヴァンス、ベース=スコット・ラ・ファロ、ドラムス=ポール・モチアンからなる、伝説の、“ビル・エヴァンス・トリオ”のわずか2枚だけのスタジオ録音の片方です。もうひとつのスタジオ物は、'59「ポートレイト・イン・ジャズ」で本作はその2年後に録音されました。やはりどうしても比べてしまうのですが気のせいか、「ポートレイト…」より進歩し多少洗練された感じは受けます。全てのエヴァンスの盤の中で最も好きな一枚です。全曲スローかミデアムテンポでアップテンポの弾む曲は一曲もなく私の好きな"鳴らしすぎないビル・エヴァンス"がそこにいます。スコット・ラ・ファロの決してでしゃばらないが前衛的なベースソロも聴けます。1曲目、「イスラエル」。のっけから緊張感のあるイントロで始まります。モダンで都会的な感じの曲です。スコット・ラ・ファロの小刻みなベースソロは明らかに進歩の跡が伺えます。ポール・モチアンのドラムソロもリズムに工夫あり。2曲目、「ハウンテッド・ハート」。ジョー・スタフォードの歌うこの歌が大好きで未だに愛聴版ですがエヴァンスがこの曲を取り上げるのは何だか嬉しいです。ここでは原曲に忠実に丁寧に弾いていて決して長く演奏していないのも気に入りました。3、4曲目、「ビューティフル・ラヴ」。エヴァンスお気に入りの映画音楽作曲家ビクター・ヤングの曲です。前の3曲目の方がテイク2、4曲目がテイク1になっています。ラ・ファロのベースソロも頑張っています。5曲目、「エルザ」。エヴァンス参加のキャノンボール・アダレイの名義盤「ノーホワット・アイ・ミーン」でも聴けます。この盤は本作の直前6日前に録音されましが、エヴァンスの"ワルツ・フォー・デビィ"も含まれ名盤です。マイルス・デイビスの演奏で有名な6曲目の「ナーディス」。ここではスコット・ラ・ファロの溜めの聴いたアドリブのベースソロが前面に打ち出されエバンスのピアノもより静かに聞こえます。7曲目、「ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン」。スローテンポのブルースナンバーですが、こんな曲もエヴァンスのピアノは明るく軽快に鳴らしています。8曲目、「アイ・ウイッシュ・アイ・ニュー」。不安感漂うバース部から本題に入って明るく開けてくる感じの曲です。9曲目、「スウィート・アンド・ラブリー」。原曲がどんなだか知りませんがアドリブとインプロヴィゼーションが殆どを占めています。ポール・モチアンのドラムスソロが聴き物です。10曲目はボーナストラックで、「ザ・ボーイ・ネクスト・ドア」。優しいバラードで、やはり得意ですねぇ…エバンスはこんな曲も。軽快に可愛らしく演奏しています。
初心者推薦盤!■1961年ニューヨーク録音。■レーベル : リバーサイド。
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