ブッカー・リトル : ブッカー・リトル
 Booker Little : Booker Little
頭文字別
A
楽器別
Ten-Sax
Alt-Sax
Sop&Bari.Sx
Trumpet
Piano
Vocal
Guitar
Drums
Bass
Bigband &
Orchestra
Vibraphone
Organ
Flute
  彼のみが極める事の出来た"泣き"のトランペットによって約35分の間ジャズの何たるかを知るより、まずジャズに癒される事でしょう。当時最も前衛的なスコット・ラ・ファロのベース、そしてウイントン・ケリーとトミー・フラナガンのピアノはそれぞれの曲の中で最高のソロを聴かせてくれます。明るい曲、テンポの速い曲もありますが、アルバム全体としては静かで落ち着いた印象です。また、全6曲中5曲(つまり、殆ど)がブッカー・リトルのオリジナルです。作曲の才能も評価される奏者は多いですが、ブッカー・リトルの作曲の才能についてはあまり語られる事が少ない様です。しかし彼こそ作曲の才能に長けていると感じるのは、彼のオリジナル曲には初心者にも親しみやすい"判り易さ"があるからです。ゆえに本作が初心者度100%の推薦盤なのです。1曲目、「オープニング・ステイトメント」。ちょっともたついているラファロのベースソロが、曲に緊張を与えています。トミー・フラナガンのピアノソロもあります。2曲目、「マイナー・スイート」。イントロはドラムスでは無い何か原始的な打楽器を使い、長くおごそかな雰囲気で始まりますが、曲の本体に入るとガラリとテンポが変わりリトルのペットが縦横無尽に駆け回ります。3曲目、「ビー・ティーズ・マイナー・プレア」。スッキプするような軽快なリズムで、転がすようなペットのテーマ部が特徴的で理解しやすいです。"ビー・ティー"は、少年期からのブッカーのニックネームらしいです。ラ・ファロのベースソロ、ウイントン・ケリーのピアノソロがあります。4曲目、「ライフス・リトル・ブルー」。やはりブッカー・リトルには、こんな物悲しいメロディが良く似合います。伸び伸びとしたトランペットです。トミー・フラナガンのピアノとスコット・ラ・ファロのベースソロがあります。5曲目、「ザ・グランド・ヴァルス」。ブッカー・リトルはこんな曲もかけるんですね。情感溢れるメロディーで、小走りに駆け回るように小刻みにリトルのペットがアドリブします。トミー・フラナガンのピアノソロもあります。6曲目、本作唯一のスタンダード、「フー・キャン・アイ・ターン・トゥー」。原曲のイメージを留めない程だいぶアレンジされています。トニー・ベネットの歌をよく聴いてましたが、フランク・シナトラやジョー・スタッフォードも歌っておりジャズのスタンダードとしてよく演奏されています。
■1960年ニューヨークにて録音 ■レーベル : タイム
■トランペット=ブッカー・リトル。ピアノ=ウイントン・ケリー(3曲目、5曲目)。ピアノ=トミー・フラナガン(1.2.4.6曲目)。ベース=スコット・ラ・ファロ。ドラムス=ロイ・へインズ

国内盤は

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