初心者絶対推薦盤!大ヒットしました。何たってブラジルからセルジオ・メンデスまで呼んでるんですから。そして半世紀を過ぎた現在でもなお、多くのジャズファン、ボサ・ノヴァファンの支持を受けています。やっぱりいいモンはいつまでたっても良いんです。考えてみればアダレイのボサ・ノヴァアルバムは結局これ一枚のみで珍しい盤と言えるでしょう。マイルス・デイビスの「カインド・オブ・ブルー」や「サムシン・エルス」を初めとする"モード"
のイメージを強く持っているファンにとれば、キャノンボール・アダレイの "まぐちの広さ"、"引き出しの多さ"
を学ばされる作品でもあるかもしれません。一曲目、「クラウズ "雲"」 。ギターのドゥルヴァル・フェレイラと本作に参加していませんがハーモニカ奏者でもあるマウリシオ・アインホルン(エイニョルン)による作曲。二人は本作の4,5,8曲目も作曲しています。このタイトルでよくこんな美しいメロディーを創造できたものです。2曲目、「ミーニャ・サウダージ」。明るくエネルギッシュで、弾むようなサンバ。3曲目、「コルコヴァード」。ボサ・ノヴァのスタンダードで、アントニオ・カルロス・ジョビンの当たり曲。"静かな夜に静かな星"
と歌う歌姫アストラット・ジルベルトのメロディを忠実に再現し、得意のアドリブへと展開します。4曲目、「バチーダ・ヂフェレンテ」。爽やかで溌剌とした曲です。5曲目、「ジョイスのサンバ」。平和でありながらどこかしみじみとした印象の曲。6曲目、「グルーヴィー・サンバ」。これはセルジオ・メンデスのオリジナル。颯爽とした感じの曲。各楽器の音の
"転がし" がダイナミック。7曲目、「ワンス・アイ・ラヴド」。バックのストリングスが美しい都会的なバラード。ついたそがれてしまいます。8曲目、「サンバップス」。タイトル通りのリズミカルナンバー。軽快で愉快なサンバ。9曲目、「コルコヴァード(別テイク)」10曲目、「クラウズ(シングル・ヴァージョン)」の2曲はオリジナルには無い貴重音源。さて参考までに追記すると、同年に出た他のボサノヴァ盤としては、アルト奏者のズート・シムスの「ニューポート・ボサノヴァ」、フルート奏者のハービー・マンの「ドゥ・ザ・ボサ・ノヴァ」等があります。テナー奏者のスタン・ゲッツが出してグラミー賞まで取ってしまった「ゲッツ・ジルベルト」はこの翌年になります。■1962年ニューヨーク録音。■レーベル
: リバーサイド。
■アルト・サックス=
キャノンボール・アダレイ。以下、"ボサ・リオ・セクステット"。ピアノ=セルジオ・メンデス。ギター=ドゥルヴァル・フェレイラ。ベース=オクタビオ・ベイリー・JR。ドラムス=ドン・アム・ロマーオ。トランペット=ペドロ・パウロ。アルト・サックス=パウロ・モウラ。
注意!下段日本盤は高価
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