チェット・ベイカー : シングス・アンド・プレイズ
Chet Baker : Sings and Plays
頭文字別
A
楽器別
Ten-Sax
Alt-Sax
Sop&Bari.Sx
Trumpet
Piano
Vocal
Guitar
Drums
Bass
Bigband &
Orchestra
Vibraphone
Organ
Flute
 ヴォーカリストとしてのチェット・ベーカーが活躍しはじめたのは、前作「シングス」の13曲目に収録されている、「アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー」の地元カリフォルニアでの大ヒットがきっかけでした。これにより大急ぎで、"歌手"チェット・ベーカーとしてのアルバム、'54「シングス」がつくられ、この成功に気を良くしたレーベル、「パシフィック」が、翌年に録音した2作目が本作です。勿論2作とも全米で大ヒットを飛ばしましたし今なお多くのジャズファンに強い支持を受けています。1曲目、「レッツ・ゲット・ロスト」。盤全体の構成としては前作「シングス」と同様で、出だしにテンポ良い明るい曲を持ってきています。ゴキゲンなスイングジャズ。2曲目、「ディス・イズ・オールウエイズ」。繊細で優しい静かなスローテンポの曲です。映画音楽みたい。3曲目、「ロング・ア・ゴー・アンド・ファーラウエイ」。チェット・ベーカーの流麗なヴォーカルがメランコリックなメロディーを見事に謳いこなしています。4曲目、「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー」。これはガーシュイン作の有名なスタンダード!。ぜひ知っておいてもらいたい入門曲!。特徴的なメロディーで記憶し易いかも。5曲目、「ジャスト・フレンズ」。弾むようなミディアムテンポの明るい曲。ラス・フリーマンのピアノソロが活きています。6曲目、「アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー」。ストリングスが美しいスローバラード。要所要所でハープの間奏あり。これもモダンジャズシーンではよく演奏されるスタンダードでよく知られている所ではテナー奏者のジョン・コルトレーンの有名盤、'61「バラード」での録音があります。7曲目、「デイブレイク」。ゴキゲンなスイング曲。曲が短かくすぐ終わってしまいます。8曲目、「ユードントノウ・ホワット・ラヴ・イズ」。恨めしい印象の暗い静かな歌ですが有名スタンダードです。思い出しましたがこれもコルトレーンの「バラード」で演奏されています。9曲目、「グレイ・ディセンバー」。前曲と似たような印象の陰鬱でけだるい曲。ベーカーのアルバムには似た曲をまとめる傾向があるようです。10曲目、「アイ・リメンバー・ユー」。私はヘレン・メリルの歌をよく聴いていました。ここでは導入部をスローにする等リズムに工夫があります。有名スタンダード。
■'55年カリフォルニア録音■レーベル:パシフィック■ヴォーカル、トランペット=チェット・ベーカー
1,3,5,7,8,10は、ピアノ=ラス・フリーマン。ベース=カーソン・スミス。ドラムス=ボブ・ニール。…のみ。
2,4,6,9は、 ベースがレッド・ミッチェルに替わり、他は上記と同じ。加えて、フルート=バド・シャンク。ハープ=コーキー・ヘイル。&ストリングス。前作「シングス」も含め初心者推薦盤。
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