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正式には、「デイヴ・ブルーベック・カルテット」のタイム・アウトです。この作品には2曲の有名曲が含まれています。最初の「トルコ風ブルー・ロンド」と3曲目、「テイク・ファイヴ」です。これらの2曲はテレビのバラエティー番組などでよく鳴らされています。またアルバム自体も全ての曲が変拍子でリズムに工夫がこらされていて変化に富んだ傑作盤となっています。かといって難しい訳ではなく耳の肥えた古くからのジャズファンは勿論、初心者にも推薦盤です。最初の曲、「トルコ風ブルーロンド」。危機感溢れるフレーズを鍵盤を激しく叩きながら瞬時にジャズにスイッチする展開は度肝を抜かれます。
"してやったり!" とほくそえむブルーベックが目に浮かびます。2曲目、「ストレンジ・メドウ・ラーク」。激しくブルージーな前曲とはうって変わってかわいらしく、"平和"
な感じのピアノ曲です。ブルーベックのピアノは勿論、ポール・デズモンドのアルトも見事なソロを聴かせてくれます。出だしからこれだけの"落差"を聴き手に与えているのはブルーベックの
"策" なのでしょうか?。3曲目、大ヒット曲「テイク・ファイブ」です。今時のジャズメンも好んで取上げる様ですが、それは4分の5拍子と言う変則リズムへの挑戦なのでしょう。長い間有名なデズモンドの頭部分しか知りませんでしたが、最近曲を最後まで通して聴きました。ジョー・モレロのドラムスソロの部分はちょっと
"中だるみ" かなあ。とはいえ、難しいリズムをかなり器用にこなしている感もあり、意見が判れる所です。本盤中この曲のみがデズモンドの作曲です。4曲目、「スリー・トゥ・ゲット・レディ」。可愛らしい出だしでブルーベックのピアノが始まりますが、独特な、"間"
を活かしてデズモンドのアルト、ジーン・ライトのベースが上手に付いて行き、少しづつ曲が展開して行きます。5曲目、「キャシーズ・ワルツ」。気楽で平穏な日常を表現した様な感じのこれもワルツで、前曲と同じワルツとは到底思えない程イメージが違います。6曲目、「エブリバディーズ・ジャンピン」。前途が明るく開けて来る様なさっそうとした曲。エネルギッシュです。7曲目、「ピックアップ・スティックス」。都会的でややブルージーな曲。ベースとドラムスのリズムがピタリとシンクロし完璧にデズモンドとブルーベックをバックアップしています。ジャズの名盤の中には他ジャンルのリズムを取り入れる等、"ジャズらしくない"
ものが幾つか在りますがこの盤もその内のひとつだと思います。
■1959年ニューヨーク録音。■レーベル : コロンビア ■ピアノ=デイヴ・ブルーベック。
アルトサックス=ポール・デズモンド。ベース=ユージーン・ライト。ドラムス=ジョー・モレロ。 |
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