ゲイリー・マクファーランド
Gary McFarland
頭文字別
A
楽器別
Ten-Sax
Alt-Sax
Sop&Bari.Sx
Trumpet
Piano
Vocal
Guitar
Drums
Bass
Bigband &
Orchestra
Vibraphone
Organ
Flute
 ゲイリー・マクファーランドを当サイトではヴィブラフォン奏者として扱っていますが、実はアレンジャーとしての評価の方が高いかもしれません。作曲家やアレンジャー、コンダクターのカテゴリがあるとしたらラロ・シフリン、ミッシェル・ルグラン、クインシー・ジョーンズ等と共に迷わず彼の名もリストするでしょう。若き日の渡辺貞夫が彼のバンドで活動していた事実も良く知られています。また、'60年代アレンジャーとして充分に成功し認められた一方で、当時におけるボサノバブームの中でテナー奏者のスタン・ゲッツと共に「ボサノバ・ビッグバンド」を確立した事も大きな業績と言えるでしょう。この試みはゲッツの作品、'62ビッグバンド・ボサノヴァ」によって知る事が出来ます。このアルバムでは、"コンダクター=ゲイリー・マクファーランド"の名が大きく扱われ、如何にこの時代彼の名が"売り"になっていたのかを窺い知る事が出来ます。そしてこの作品を聴いて繊細なボサノヴァのリズムがビッグバンドになるとこんなにもリッチになるのかと感心させられるのです。ところが2年後マクファーランド自身の名義盤、'64「ソフト・サンバでは、全く別の視点からボサノヴァを見直し取組み直したとも言える内容で驚かせてくれます。大掛かりなビッグバンドから一転して、静かで優しいタイトルどおり"ソフト・サンバ"を楽しませてくれます。
  さて音楽について考える時、普通はどうしても歌手や奏者、作曲家の方へ関心が向かいますが、もっと広く"表現者"と言う視点からなら近代音楽に大きな影響を与えた一人としてゲイリー・マクファーランドは忘れてはいけない存在だと思います。上記の作品と、'66「ソフト・サンバ・ストリングス」より以降、更に実験的になりジャズと言うジャンルに留まる事無く活動しました。彼の数少ない記録として、ビル・エバンス、ジム・ホールと共に、'62「ゲイリー・マクファーランド・オーケストラ」を録音しましたが、「スペシャル・ゲスト・ソロイスト・ビル・エヴァンス」と言うタイトルに変わっています。自身で立ち上げたレーベル"スカイ"のファーストアルバム、'68「ダズ・ザ・サン・リアリー・シャイン・オン・ザ・ムーン?」。同タイトル曲はテナーの巨匠ズート・シムスが、'66「ウエイティング・ゲーム」と言う作品の中でも取上げていますが当盤中には含まれていません。曲がヒットしたのでタイトルだけ借りたような形になってしまっていますが名盤です。そして同年の「アメリカ・ザ・ビューティフル」。サックス奏者スタンリー・タレンタインの奥さんでオルガン奏者シャーリー・スコットの'65「ラテン・シャドーズ」等があります。この盤でもジャケ表紙で、"コンダクター=ゲイリー・マクファーランド"の名が大きく扱われています。
 かわいいイラストの名盤2枚 → '69「バタースコッチ・ラム。同年トゥデイ (紙ジャケット仕様) 勿論初心者OK!
ビッグバンド・ボサノヴァ(黒いオルフェ)
Does the Sun Really Shine on the Moon?
ソフト・サンバ Special Guest Soloist Bill Evans
GATE '00-'39
'00-HOT&NEW