ジェリー・マリガン
Gerry Mulligan
頭文字別
A
楽器別
Ten-Sax
Alt-Sax
Sop&Bari.Sx
Trumpet
Piano
Vocal
Guitar
Drums
Bass
Bigband &
Orchestra
Vibraphone
Organ
Flute
  ジェリー・マリガンは、数少ないバリトン・サックス奏者です。少しでもジャズに詳しい人は、"バリトン・サックス"と言うと、まず彼の名を挙げるのではないでしょうか?。でも元々は演奏ではなく主に作編曲の活動をしていたようです。なんたって10代の頃からですから。代表曲、"ナイト・ライツ" を聴けば、その類い稀な才能を認めざるをえないでしょう。バリトンサックス奏者として注目されるようになったのは'50年代初頭からと言う事ですが実は、'49年にモダン・ジャズの幕開けを飾ったとも言えるギル・エヴァンスとマイルス・デイビスの九重奏団からなる大作、「バース・オブ・ザ・クール」に既に22.3歳でアレンジとバリトンサックスで参加しています。その後、'50年代、'60年代を通して、トランペット奏者で後にヴォーカルも評価されるチェット・ベーカーとの、'52「ザ・オリジナル・マリガン・カルテット」。本作がきっかけで、"バシフィック・ジャズ"と言うレーベルが世に知られる様になり、また、"ピアノレスカルテット" と言う新しいアンサンブルを打ちたてました。そしてテナーサックス奏者で、レニー・トリスターノと共に、"クールス・タイル" で知られる、リー・コニッツ、'53「コニッツ・ミーツ・マリガン」。ピアノ奏者で後にマイルス・デイビス等と、"モード・スタイル" を打ち立てる事になる、セロニアス・モンク、'57「マリガン・ミーツ・モンク」。テナー奏者で、"ボザノヴァ・ブーム" の立役者、スタン・ゲッツ、'57「ゲッツ・ミーツ・マリガン・イン・ハイファイ」。この盤は一部の曲で楽器(バリトンとテナー)を交換しているとか。これらモダンジャズの歴史を創って来た多くの巨匠達と名競演盤を多数録音しています。名曲、"テイク・ファイブ" の作曲で知られるポール・デズモンドに至っては4度も共に録音し、それらの中でも '57「ブルース・イン・タイム(カルテット)は名盤です。以上の経歴から見て、1957年(当時30歳)は、'49年の「バース・オブ・ザ・クール」の参加以降で大きな躍進の年だったのかもしれません。そして彼の録音の中でまず何をおいても紹介したいのは、代表盤にして名盤!トランペットの巨匠アート・ファーマーをまじえた、'63-'65「ナイト・ライツ」です。初心者に解り易い優しい音楽で、ジャズに癒しを求めるなら是非おすすめします。
 バリトン・サックスは日本では、"バリサク" 等と略されて呼ばれているようです。アルトやテナーと比べて見ると口を当てて吹くところが複雑に曲がっていて、見た目も一回り大きく重いです。ヤマハのモデルなんか下に足が付いてるくらいですから。また音域が狭く、アルト・サックスと一オクターブも低いです。この事から相当の肺活量が必要とされる楽器らしい事が伺えます。重いし、肺活量いるしで大変な楽器です。中学や高校のブラバン等で吹いている生徒がいたとしたら、「あんたは偉い !」。

ナイト・ライツ
ブルース・イン・タイム(カルテット)
       
GATE '00-'39
'00-HOT&NEW