かけ値なし、疑いの余地なしの名盤です!。繊細にしてオシャレ。テイク・テンの「エル・プリンス」や「追悼」にしてもそうですがデズモンドのボサノヴァは、"ボサノヴァ
+ デズモンド" 的な独自の魅力を感じます。そしてこれこそが自身の提唱する"ボサ・アンティグア"のリズムなのかもしれません。一曲目、「ボサ・アンティグア」。多くの場合タイトル曲が盤の、"目玉"
的役割になり以降に続くのは印象に残らなかったりする事が多いですが、このタイトル曲がこれから始まるデズモンド劇場の単なる"プロローグ"にしか過ぎない事を知るでしょう。2曲目、「夜は千の眼をもつ」。伸び伸びとした休日を思わせるような爽やかな印象で、タイトルとは正反対のムードです。3曲目、「オー・ガトー」。センチメンタルなジム・ホールのギター曲。独特な
"間" が利いてデズモンドのアルトが続きます。4曲目、「サンバ・カンティーナ」。哀愁を感じさせるマイナーなバラードサンバ?デズモンドが最も得意とするタイプの曲です。5曲目、「悲しみのキュラソー」。マイナースケールのメロディーですが、タイトルの印象とは違い明るい感じの曲です。6曲目、「ア・シップ・ウィザウト・ア・セイル」。一曲目同様、ジム・ホールの囁くようなギターイントロで始まりますが、"希望に胸膨らませ"
的に曲が展開して行きます。ドラムスのパーカッション風のテクがさり気無く光っています。7曲目、「アリアンサ」。これもジム・ホールのイントロで始まりますが当然の如く6曲目とはガラリと印象が変わってきます。更に力強く勢いよくデズモンドのアルトが音を転がします。本盤中最もエネルギッシュな曲です。8曲目、「東九番街の女」。最後にささやかで静かな曲ですがジム・ホールのギターソロではアルトのメロディーを忠実に再現するばかりかギターテクで更に展開させて行きます。
初心者5ツ星超絶対強力決定的推薦盤!この際騙されて下さい。特に女の子。
ボーナストラックのある盤では、9,10,11曲に「夜は千の眼をもつ」、「オー・ガトー」の別テイクと、「サンバ・セペダ」が含まれています。購入時には要注意。ちょっと気が付いたんですが
10曲目の「サンバ・セペダ」は、タイトル曲「ボサ・アンティグア」の別テイクのようです。11曲目「オー・ガトー」はホールのギターの展開が素晴らしいです。3曲目よりこっちの方が好きです。
■1964年ニューヨークにて録音。 。■レーベル : RCA ヴィクター。
■アルト・サックス=
ポール・デズモンド。ギター=ジム・ホール。ベース=ジーン・チェリコ
、ユージーン・ライト、パーシー・ヒース、ジョージ・デュビビエ、ミルト・ヒントン。ドラムス=コニー・ケイ。