ポール・デズモンド : テイク・テン
Paul Desmond : Take Ten
頭文字別
A
楽器別
Ten-Sax
Alt-Sax
Sop&Bari.Sx
Trumpet
Piano
Vocal
Guitar
Drums
Bass
Bigband &
Orchestra
Vibraphone
Organ
Flute
  ポール・デズモンドの代表作のひとつです。ピアノ奏者デイヴ・ブルーベックのバンドでの活動、ギター奏者ジム・ホールやバリトンサックスのジェリー・マリガンとの数々の録音が良く知られていますが、この中でも本作はギター奏者、ジム・ホールとの共演による名盤です。デズモンドの盤は、"イージー・リスニング・ジャズ"と形容されるように、聴衆を選ばず誰もが気軽に楽しめるような物が全てですのでジャズが始めての人でも全く抵抗無く受入れられると思います。とりわけ一連のジム・ホールとの共演盤は特に初心者にイチオシで、本作も翌年の '64「ボッサ・アンティグア」や '75「コンシエルト(アランフェス協奏曲)」とならび、絶対推薦盤です。一曲目、「テイク・テン」。参加盤であり、代表作の '59「タイム・アウト」に含まれる大ヒット曲、"テイク・ファイブ"と同じ4分の5拍子(或は8分の10)。個人的には、"テイク・ファイブ"よりこっちの方が好きです。中東風の物悲しく、わびしい印象の曲です。2曲目、「エル・プリンス」。デズモンド風ボサノヴァの名曲でこの曲をきっかけに翌年の '64「ボッサ・アンティグア」に発展していくのでは?と勝手に解釈しています。3曲目、「アローン・トゥゲザー」。都会的で哀愁のあるメロディーの曲。ドラムスのコニー・ケイがシンバルを強く叩きすぎ床に落とした逸話つき。4曲目、「追悼」。2曲目同様デズモンドのオリジナル・ボサノヴァ。これもオシャレ!爽やかで優しい曲。ボサノヴァの作曲には結構燃える人なんでは?。ジム・ホールのギターもまた曲調に見事にマッチしています。5曲目、「カーニバルの朝(黒いオルフェ)」。モダンジャズ・シーンでは多くの演奏がありますが、これも名演のひとつに数えられています。有名なイントロの部分が最後の方にまわされている所がニクイ!。6曲目、「ナンシー」。古いスタンダードらしいですが詳細は判りません。やや落ち着いたスローテンポの曲でセンチな優しいメロディーです。7曲目、「オルフェのサンバ」。映画、"黒いオルフェ"の挿入曲で唯一オリジナルではないボサノヴァ。生き生きとした曲調のサンバで昼下がりの並木通りを小走りに駆けてゆくイメージ。…ちょっと具体的過ぎましたか。8曲目、「ザ・ワン・アイ・ラヴ」。明るい曲が続きます。今度は気楽に公園を散策している印象です。本作の中でも特に最後の2曲、7と8は解り易いメロディーでお気に入りです。■1963年、ニューヨークにて録音。■レーベル : RCA ヴィクター。
■アルト・サックス=ポール・デズモンド。ギター=ジム・ホール。
  ベース=ジーン・チェリコ (タイトル曲"テイク・テン"のみジーン・ライト)。ドラムス=コニー・ケイ。
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